2011年09月27日

死線を超えてきた、サガルマータ(エベレスト)のマウンテンフライト


 この1月半ほど、ブログを休んでいたのは、ネパールに行っていたからで、目的は8848mの世界最高峰サガルマータ(सगरमाथा、チョモランマ(ཇོ་མོ་གླང་མ)、エベレスト(Everest))と仏跡ルンビニである。

サガルマータ.JPG


絶景 エベレスト街道をゆく~標高5000m 天空のトレッキング~ [DVD]エベレスト登頂請負い業 [単行本] / 村口徳行 (著); 山と渓谷社 (刊)落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫) [文庫] / 野口 健 (著); 集英社 (刊)エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) [文庫] / 植村 直己 (著); 文藝春秋 (刊)エベレスト―非情の最高峰 [大型本] / ブロートン コバーン (著); 日経BP出版センター (刊)

 この便と同じく、午前5時に起きて、世界最高峰のサガルマータ(チョモランマ、エベレスト)を見て来た。サガルマータとは、「世界の頂上」という意。幸いにも、イェティー航空の小型機は、墜落しなかった。乗り込むまでに3回以上のボディーチェックがあり、国内線は全て1席と通路に2席の横3席の小型機で、飛行機のドアがタラップを兼ねている。そして、驚いたのは、どこの国でも、パキスタンでもエジプトでも飛行機が飛び立つ前に安全の注意があるが、これが一切ない。耳栓の脱脂綿とキャンディーとコーラを毎回配ってくる。もっと驚いたのは、アグニ航空ではシートベルトが閉まらず、そのまま飛び立った。しかも、腹が立つことに、普通の国内線でも、ネパール人料金の5倍ほどの外国人料金を払うことになる。たかだか数十分のマウンテンフライトで、何と200US$弱もふんだくられた。しかも、カトマンドゥ空港(トリブバン空港)は、周囲を高山に囲まれているために離着陸が難しく、墜落事故が多発している。我々の血税が、ODAで、この空港の改良?につぎ込まれた。しかし、ネパール人とは土人であり、安全性などを考慮しているとは思えない。今回の事故のように、常に墜落の危険性がある。

 インドほどではないにしても、ネパールは南アジア。この野蛮な国では、世界の常識は通用しない。南アジアは古代だと考えておいた方が精神衛生に良い。2001(平成13)年06月01日には、父のビレンドラ国王と母のアイシュワリャ王妃に結婚を反対されたディペンドラ王太子が、銃を乱射し、国王夫妻、シュルティ王女、ニラジャン王子、王の妹や弟ら9人が射殺し、自身も直後に銃で自殺を図り、意識不明のまま06月04日に死亡した。ネパール王族殺害事件と呼ばれる。しかし、不審な点が多く、新国王に着いたギャネンドラの陰謀というのが定説である。ギャネンドラは、内外の信を得れず、王政を廃止し、ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)が権力を握っている。

アンナプルナ.JPG


処女峰アンナプルナ―最初の8000m峰登頂 (yama‐kei classics) [単行本] / モーリス エルゾーグ (著); 山と溪谷社 (刊)アンナプルナ周遊 [単行本] / 内田 良平 (著); 山と溪谷社 (刊)

 世界に8000m峰は14座あるが、雨季にも関わらず、幸いなことに、今回、そのうち、サガルマータだけではなく、ポカラやナガルコットにも行って、アンナプルナなど5峰ほどを見ることができた。しかし、以前にパキスタンで、1週間以上待って、K2やガッシャブルム、ナンガパルパットを見たことがあり、こっちの方が圧倒的に自慢になる。ともかく、8000m峰の過半数を見たことになる。所詮、地球の皺か襞に過ぎないと言えばその通りなのだが。

ルンビニ.JPG


ルンビニ―釈尊生誕の聖地 [−] / 宮地 国男, Krishna Rijal (著); フリ...
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫) [文庫] / 中村 元 (翻訳); 岩波書店 (刊)ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫) [文庫] / 中村 元 (翻訳); 岩波書店 (刊)心がスーッとなるブッダの言葉 (成美文庫) [文庫] / アルボムッレ スマナサーラ (著); 成美堂出版 (刊)『ブッダ 真理のことば』 2011年9月 (100分 de 名著) [ムック] / 佐々木 閑 (その他); NHK出版 (刊)

 また、4大仏跡のうち、ゴータマ・シッダッタ(釈迦)の生誕の地、ルンビニにも行った。以前にインドに行ったときには仏縁なく、釈尊の成道(悟り)の地、ブッダガヤに通じる橋が洪水で通れず、止むなく断念。初転法輪(初説法)の地、サルナートでお茶を濁しただけだった。釈尊、涅槃(入滅)の地、クシーナガラには行っていないのだが、4大仏跡の過半数を巡礼したことになる。しかし、雨季に傘も合羽もなく、延々と歩いてずぶ濡れになり、何と外国人料金を払って、裸足になり、石の上、工事中で砂利や泥、草の上を歩かされた。どこにでもある菩提樹の下で雨宿りをして一息をついたが、苦行としか思えない。しかし、ここで僧が座布団を譲ってくれたのが嬉しかった。

 一番、甚だしいのは、インド洋大津波の前日にプーケットに降り立ち、プーケットで過ごす筈だったが、急遽、チエンマイに飛んだ。ハジャイでは、日本人がシンガポール人の強盗に殺される1週間前に同じホテルに泊まり、爆弾テロの1月ほど前に同じホテルに泊まった。バリ島では、爆弾テロの1月前、パキスタンでは大規模地震の半年程前に訪れている。今回のマウンテンフライトは、半月後に起こっている。死線を超えてきたというか、訪れる所に災害が起こっている。

D29 地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキン 2011 [単行本(ソフトカバー)] / 地球の歩き方編集室 編 (編集); ダイヤモンド社 (刊)旅の指さし会話帳25ネパール (ここ以外のどこかへ!) [単行本] / 野津 治仁 (著); 情報センター出版局 (刊)もっと知りたい国ネパール [単行本] / バッタライ ナビン (著); Bhattarai Navin (原著); 心交社 (刊)ネパールに行ってみた!―Asian deep walking (Big comic books―Back‐packer’s guide) [単行本] / 堀田 あきお, 堀田 かよ (著); 小学館 (刊)
posted by cnx at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | SA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/227816865
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック