2012年02月04日

大寒波襲来と地球温暖化詐欺


 日本列島を記録的な大寒波が襲い、大雪で交通が麻痺、強風と積雪で目の前が白一色になって全くといっていいほど何も見えない状態になった。日本海側だけでなく東海地方にも大雪をもたらした。冷たい空気を塞き止めていた太平洋上空のブロッキング高気圧が約半月ぶりに東へ動きながら弱まり、それまで溜まっていた寒気が堰を切ったように流れ出し、日本の上空を通ったためだそうだ。上空約1500mの気温−6℃以下が、上空で昇華した雪が融けずに地上に降る目安だが、日本列島の大部分が−9℃以下に下がり、九州や伊豆諸島まで含め、降雪になった。

 ヨーロッパでも、中東欧を−30℃を超える大寒波が襲い、多数の死者が出ている。もともと寒いという認識がある中東欧だが、−30℃というのは、大寒波に当たるらしい。トルコやイタリア、ギリシアでも氷点下、スペインでも−10℃というのは、やはり大寒波である。また、朝鮮でも記録的な大寒波だそうだ。現在冬の北半球のユーラシア大陸全体が大寒波に襲われている。しかも、ヨーロッパやアメリカが大寒波に襲われたのは今年だけではない。ここ数年、欧州の冬はたびたび記録的大寒波に見舞われている。

http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=630873
東欧大寒波の死者140人、キエフは83年ぶりの寒さ

2012/02/03 12:40

 1月下旬から続く中・東欧における大寒波の被害が拡大している。特に寒波が厳しいのはウクライナで、国営通信社ウクルインフォルムによると、首都キエフでは2日夜に氷点下25.5度に達し、1929年に記録した同市の最低気温氷点下25.3度を更新した。ウクライナは場所によっては氷点下33度まで下がっているが、ボスニア、ポーランド、ルーマニア、ブルガリアでも氷点下約30度を記録。各地で寒波による犠牲者が出ており、各国政府は対策に乗り出している。

 ウクライナ保健省は1月27日から2月2日の低体温症などによる死者は63人達したことを明らかにした。死者の多くは特定の住居を持たないホームレスで、ウクライナ政府や赤十字は2132カ所の臨時避難所を設置しているが対策が追いついていない。その他、ポーランドでも死者は29人に達し、ルーマニア、ブルガリア、ロシア、スロバキアなど中・東欧での犠牲者はすでに140人を超した。寒波による物流の停滞により各国のスーパーで野菜が不足し始め、交通機関の乱れもあり経済的な影響が明らかに出始めている。

 また、寒波は英、独、仏、伊、スイス、ベルギー、ギリシャ、アルバニア、マケドニア、トルコといった西・南欧に拡大。日本海側を中心に大雪が続いた日本では寒波のピークは越しつつあるが、欧州では来週まで続くとの予報が多い。寒波が続けば、ただでさえ先行き不透明な欧州経済への悪影響は避けられない。もっとも相手が天候では回復を祈るしか現状では方法がなさそうだ。

 大寒波の原因がこともあろうに、地球温暖化であるとする論文を一昨年12月、ドイツのポツダム気候影響研究所が発表している。

 「海氷面積が地球温暖化により減少すると、太陽の放射熱は、氷や雪で反射される量より海に吸収される量の方が多くなり温暖化が加速される。上空の冷たい空気との温度差により海から上空に向けて熱流が生じ大気が温められ、その結果、海氷のない海の上空には勢力の強い高気圧が発生し、反時計回りに回転して、欧州に北極の寒気を流し込み、欧州と北アジアの冬の寒気が強まる可能性は3倍になった。」という主張である。

http://wattsupwiththat.com/2010/12/18/how-germanys-weather-team-views-the-hottest-year-ever/

 しかし、同じ2010年12月に同じドイツの気象メディアサービスのトーマス・グロビッグは、「我々は小氷河期に入り掛かっているのかもしれない。北極の氷は南に更に広がるかもしれない。大寒波の原因は、大西洋上での空気の流れの循環的変化(大西洋変動)と太陽活動の変化によるもので、大西洋変動は、2007年のキリル嵐が大西洋からヨーロッパへの流れのピークで、それ以来、大西洋上の気候は静かになり、大西洋上の低気圧はますます弱くなっている。この効果は数年前に起きていたが、不規則な間隔で起きていた。その理由はまだ科学は突き止めてはいないそうである。後者の太陽活動の変化は、観測データーによっても支持される議論であり、太陽活動は200年間の活性期を過ぎ、次の数十年間は活動は低下する。2040〜2050年頃には最小活動期(ソラー・ミニマム)に入ると予測される。この時は、太陽エネルギーの地球への放射は小さくなる。我々は小氷河期の初めにあるのかもしれない。」と述べている。

 大寒波の原因がこともあろうに、地球温暖化という結論は正しいとは思えない。クライメートゲート事件に見られるように、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のデーターが恣意的に温暖化を示すように改竄され、これに加えて測定地点や周囲が杜撰で、ヒートアイランドを示していたり、アスファルトの地面の近くなど意図的に高くなるように設定したとしか見えないデーターを含んでいる。少なくとも、トーマス・グロビッグの根拠としている「ドイツの今年の平均気温(8.1℃)は長期の平均気温の8.3℃に比べ、0.2度低い。(長期平均気温は1961〜1990年までの全てのドイツの観測所での平均。)」という値は、ドイツであることもあり、信頼できる。基本的データーすら信用できない地球温暖化は、昨年の福島第一原発の放射性物質のデーターや重要な議事録ですら公開できない現民主党政権や東京電力が信用できないと同じく全く信用ならない。なにしろ、ヤルタ・ポツダムの「ポツダム」というだけで忌まわしい。

クライメートゲート事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%80%99%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 そもそも気象学者のボランティアの寄せ集めに過ぎなかったIPCCが、1990年以降、いきなり政治的に注目され、巨大化したのは何故だろうか。社会主義の崩壊で職を失った左翼勢力が、「地球を守れ」、「資本主義を止めろ」と、地球温暖化を叫び、1990年を基準年とすることによって、利権と持ち場を得るためだった。莫大なCOを排出していた東欧を統合したヨーロッパは、老朽設備の更新で、特別に何もしなくても大幅なCO削減が可能で、しかもその排出権を売ることもできる。さらに、その生産設備売却の利益はドイツやフランスなどのEUの牽引国にもたらされた。ここで、EU域内を単一の地域としている京都議定書を思い出してもらいたい。ヨーロッパの各国の国益と、地球温暖化詐欺にたかるゴア副大統領(笑止にもノーベル平和賞受賞)のような害虫を産み出した。そこに思い至らず、地球温暖化と叫び続けるのはあまりにも浅はかで、一般市民を愚弄するものであろう。

 そもそもアフリカで裸の猿として誕生した人類は、個体数の増加により、寒冷地への旅(グレート・ジャーニー)に押し出された。人類にとって、寒冷化というのは生死を分けるもので、温暖化はむしろ望ましい。地球が寒冷化した時代は、戦争、民族大移動など世界史上の大変動点に一致している。

 昨年終わった、坂の上の雲の一場面が思い出されてならない。

 日露戦争の黒溝台の会戦はロシア軍が発動し、その主導によって行われた。成功寸前、ロシア軍は退却してしまった。これは日本軍の勝利と言うより、秋山好古らの防戦の成功だった。
 松川敏胤が視察に来て下馬し、秋山好古に「難戦でしたな。」と声をかけた。

秋山好古

「松川。難戦と言うて片付けては、死んだ者に無礼であろう。もともと敵が大集団でやってくるというのは、何度も報告し、警告した。それを軽視しきっていたために、この不始末だ。」
「松川、そうは思わんか。」
「こんなことはいかんのだ。こんなことは…、いかんのだ!」


 無能と司馬遼太郎に評されている(少なくとも有能ではない)、旅順要塞戦の第3軍の司令官乃木希典は伯爵、参謀長の伊地知幸介は男爵になった。因みに、児玉源太郎は子爵(長男児玉秀雄は、父源太郎の勲功により伯爵)。薩長閥のてんこ盛り爵位だ。この反動が昭和期に起こった。
 しかし、秋山好古は、元帥位叙任を本人が固辞し、松山の一私立中学(北予中学)の校長で終わった。秋山真之は、海軍人事で不遇のうちに、50歳を前に盲腸炎(虫垂炎)で死亡した。病院嫌いだったのと、晩年、宗教に凝っていて、手かざしで直そうとして手遅れで腹膜炎が悪化した。潔いと言えばそれまでだが、報われていない。いささか歯痒くくてならない。



間違っている!日本の環境戦略―日本人は「欧米の地球温暖化詐欺事業計画」に騙されている [単行本] / 北川 浩一郎 (著); 日新報道 (刊)
posted by cnx at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 全球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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